注文住宅の業界で仕事をしている人は、それぞれにこだわりを持つ仕事をしている、100人いれば100様ではあるけれど、家づくりのプロだからといっても偏った意見やこだわりに集中するわけではないといいます。家の設計を行う専門家であれば設計士のこだわりがあり、現場であれば現場監督のこだわりがある、その中には素人では気が付かないようなポイントをしっかりおさえているため、プロの話を聞くことは注文住宅で失敗しない秘訣に繋げることもできるわけです。
注文住宅の家づくりと聞いたとき、間取りにこだわりを持ちたい人は多いようですが、間取りは可能な限りシンプルな方がメリットは多いことをご存じでしょうか。シンプルな間取りは余計な建築費がかかりませんし、普段の掃除が楽にできる、そして将来的に実施する必要があるメンテナンス費用を安くおさえることができるなどのメリットがあります。ライフスタイルの変化が生じた際のリフォームや大掃除の際の模様替えなどシンプルな間取りはフレキシブルに対応できるメリットもあるため、間取りにお金をかけるのも一つの方法ではあるけれども他の部分にお金をかけた方が良い、このような意見を持つ人も少なくありません。
ハウスメーカーの注文住宅の場合、間取りは建築プランである程度決まっているためシンプルなものが良い人はプランを選ぶときに価格が安いものを選ぶのがおすすめです。では、ハウスメーカーを利用して家づくりを行うとき、どのような部分にお金をかけるべきかといった疑問が生じるかと思われますが、それは家の屋根に注目することです。家の屋根普段目にする部分ではないけれども、劣化が早く訪れると雨漏りの原因に繋がる部分となっており、どのような建材を使っても自然の猛威に対する対抗力が100%のものはありませんので、その劣化スピードが遅くなるものを選ぶことが重要です。
屋根材の一つにアスファルトシングル葺きタイプがあるのですが、この材料は価格が安い反面巨大なハリケーンに襲われることが多いアメリカでの施工実績が多くある、軽量なので強風や地震の揺れなどに対する耐震性にも優れている、台風が上陸して強風により何かが飛んで来ても割れたり欠損したりといったリスクが少ないなどのメリットがあります。さらに、将来的に屋根のメンテナンスが必要になった際にもカバー工法に利用可能な屋根材の選択肢が多いため将来的にも安心です。屋根勾配2寸以上などの施工条件はありますが、この条件を満たしている注文住宅の場合など検討されてはいかがでしょうか。