無印良品は1980年に登場した一つのブランド、主に衣服・生活雑貨・食品などを取り扱っているのですが、無印良品が目指すことは幅広い品ぞろえだけでなく良いものを提供する、このようなポリシーがあり商品の中には住宅もあります。無印良品の住宅は4つのテーマに分かれているのが特徴で、4つの中からの好みの住宅を選ぶことができるようになっています。その4つのテーマとは木・窓・縦・陽の4種類のキーワードによるもので、デザインが異なる4つの中からライフスタイルや環境、好みに合う住宅を購入できる魅力があります。家族構成や日当たり、土地の広さなどに応じて最適な住宅を選べるのは魅力的なことではないでしょうか。
無印良品の住宅の一つでもある木の家は、広い開口部および深い庇を持ち箱のようなシンプルなデザイン、太陽光と通風を最大限に利用できる空府が行われており、環境負荷が限りなく小さい合理的な考えの下で設計されている住宅です。南向けの庇は季節差により生じる日射をコントロールしてくれる、夏場は直射日光を遮り、冬場は日差しを室内の奥の方まで導いてくれます。さらに、外断熱と充填断熱の2重断熱方式を採用しているため温められた放射熱を逃がさない、省エネ効果への期待もできます。
窓の家の外観は愛らしい三角屋根の住宅で、住宅そのもののシルエットがきれいに見えるようにする目的で軒を出さずに屋根から外壁へのアプローチがすっきりしているのが特徴です。通風および採光はもちろんのこと風景を切り取るフレームといったイメージを与えてくれる窓のあり方に着目しているため、壁だけに頼るのではなく柱と梁で支える工法を採用しているため、窓が欲しい場所に設置できる魅力を持つ住宅です。
縦の家は狭い敷地に建築することを想定して設計が行われた住宅、無印良品の3階建て住宅です。敷地の広さや日照条件など限られた環境下でも、住居空間を広く快適な生活を送ることができる、今までにない3階建て住宅を作ることができる魅力があります。さらに、空間に広がりを持たせるためのスキップフロアを設け天窓から入る光は階段を通り家全体に届くといった仕様を持ちます。
陽の家は階段がない平屋住宅、全体的にフラットなフロアーになっているためマンションと同じようなスタイルを持つ住宅です。ただ、マンションとは異なり自己所有の土地の上に建築できるため、年を取ったときでも我が家で暮らせる魅力を感じさせてくれる住宅です。なお、無印良品のモデルハウスは住宅展示場で見ることができるため、休日を利用して家族全員で出かけると良いでしょう。